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2006/08/11 |
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以上に暑い中ですが、西原金蔵シェフのケーキレッスン「エスパス・キンゾー」に行ってきました。
これだけの暑さの中、ですが、京都まで出かける事も全く苦に感じることもなく、楽しみに出かけました。
今日はチーズを使ったメニュー「ティラミス」「バトン・トゥ・フロマージュ」
ティラミスは私の中では冬のお菓子のイメージ。
ちょっと濃厚で、暖かい部屋で濃く入れたコーヒーとともにいただく感じで、今までも、寒い時期にしか作りませんでした。今日のティラミスはとっても軽く、今日のような暑い日でもとっても美味しくいただけました。
エスプレッソコーヒーに甘味が全く入っていないのも、とても新鮮。
薄いいたチョコもアクセントになっていてさすがです。
もう一つはクリームチーズを使ってますが、これが意外な美味しさ。
シュー生地にはローズマリーの刻みが入ってます。
クレームパティシエールにクリームチーズにほんの少しのゲランドの塩、レモン風味のグラス・ア・ロとすごく絶妙なバランス。
当然見た目もステキ。
ディスプレイも相変わらずお洒落で、卵ケースを重ねた上のガラスの上にセッティングなど、そんなアイデアなかなかでるものではないと思うのですが・・
グラスにもローズマリーを生けてとっても涼やか。
いつものレッスンは試食後も質問タイムがあり、西原シェフはずっと残ってくださって、いろんな質問に答えてくださいます。
今日は、グランビアホテルで、イタリアのスローフードのイヴェント(多分そう?)があり、それに出かけられるということで、試食後の質問タイムはありませんでした。
今日の試食 バトン・トゥフロマージュのお洒落なデザインです。
昨日も、その準備に出かけられたそうですが、そんなお忙しい時も、必ずシェフがレッスンをしてくださいます。
レッスンでは、アシスタントの矢野さんがお手伝いされてます。
レッスンの準備や試食の用意、生徒の私たちには見えないたくさんの仕事をがおありだと思いますが、「たいへんですよね」ってお話しても「そんな事、ないんですよ」っていつもにこやかにお答えくださって、さすが、グルニエ・ドールのスタッフの方です。
ちなみに、彼女はハードな仕事をこなしているとは思えないくらいお若くて、華奢です。
娘とは、それほども違わないだろうという私の憶測もあってか、心情的にちょっと思い入れがあるのかもしれませんが、ひたむきさに感心させられます。
そんな事、思いながら、今日は、レッスンの大急ぎで神戸に。
実は、私は学生時代4年間を神戸で過ごしたのです。
その当時は寮に入ったのち、普通の家庭に間借りをするという今では考えられませんが、下宿スタイルでの学生生活。
その時に私の親のように世話をしてくださった大家さんが先日お亡くなりになり、お線香をあげさせてもらいに、お伺いしたのです。
そんな時って、京都から神戸に向かう電車の中で学生時代の事が走馬燈のようにあまたの中を駆け巡るんですね。
ご主人が当時と全く同じハリのある声で迎えてくださり、玄関入ったところが当時の印象のまま。
よくお借りしていた電話が今風の電話になっていたくらいでしょうか・・・・
ご主人様があれこれお話してくださり、本当に懐かしさでいっぱいに。
当時を思い返しても、勝手気ままの生活だったと思いますが、本当に好くしていただき、同じくらいの年頃の娘を持つ頃になって、ありがたさがより一層身に沁みました。
震災後、お邪魔したのが最後で、それからは年賀状のご挨拶だけになってしまっておりましたが、お嬢さんが、私のHPを印刷して大家さんに見せてくださっていたそうで、それを聞くと、胸にこみ上げるものがあり、喜んでくださっていたという事で、ますます感激しました。
ご主人様もハリのあるお声でお元気でいてくださることを心よりお祈りいたしております。
今日は、いろんな事を感じた一日でした。
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